中学の英語の授業:Key Sentence導入方法

さて、Warm-up活動の後は、本日のKey Sentence導入の時間です。

Key Sentenceとは

この記事を書いているsnowは、長らく教科書はNEW HORIZONを使用していますので、それに従って”Key Sentence”としていますが、教科書によっては「新出表現」、”point”などそれぞれが別の表現を使っています。つまりは、その単元で新しく導入される英文法や表現のことを指します。

以下の表を参考に、それぞれの教科書によって読み替えてください。

出版社名をクリックすると、各社の教科書紹介ページに飛びます。

出版社中学の英語の教科書名新出表現の提示名
東京書籍 NEW HORIZON Key Sentence
開隆堂出版 sunshine 新出表現
三省堂NEW CROWNpoint
教育出版ONE WORLDKey Sentence
光村図書Here We Go!基本文
啓林館BLUE SKYTarget
レイン先生
レイン先生

実は教科書会社のサイトには授業のアイディアやヒントが載っている。

教科書の使い方に迷ったら、一度覗いてみるのも良いかも。

Key Sentence導入方法

デジタル教科書の文法ビデオを活用

だれ?
だれ?

え? それでいいんですか?教師のオリジナルじゃなくて?

と聞こえてきそうですが、各教科書会社が力を入れて制作したものです。

日本語が堪能なネイティブが解りやすく説明したり、テンポよくリピートさせたり、なかなか良い作りになっていることが多いです。

もし活用していないのであればもったいない

必ずしも教師が黒板に事細かに書いて、それをノートに写させるのが正義ではありません。

レイン先生
レイン先生

良いものは自信をもって活用してください。手抜きではない!!

ただし、見せっぱなしで全部理解したとは思わないことです。

●特に強調したいところだけ、ビデオと同時進行で黒板に抜き出していく

●説明されてたことについて、いくつか質問してみる

●Key Sentenceを載せたプリントを準備し、重要なポイントだけ書き込ませる

などしていくと、先生が能動的に意図をもってビデオを活用し、自然な流れで自分の授業に移行していけます。

板書を写すよりプリントで!

かけ出しくん
かけ出しくん

自分が学生の頃、板書をノートに写すのは好きでしたか?

ちゃんと写そうとすると、先生の話を聞き逃してしまうし、先生の話に集中しているとノートの文字はぐちゃぐちゃになってしまう、という経験はないでしょうか?

●Key Sentenceはプリントにあらかじめまとめ、ポイントになる部分だけ記入させる

書くのは、話を聞きながら無理なく手を動かせる量に調節するのです。

余裕のある生徒には授業の中でプラスアルファで話したことを積極的にメモするように伝えます。

これで、後で復習するときに肝心のことが落ちている、ということを防ぎます。

毎回のプリント作成は大変ですが、プリントの構成を凝る必要はなく、レイアウトがだいたい同じである方が、生徒も安心できるというメリットもあります。

レイン先生
レイン先生

プリントにイラストを付けるのはお勧めじゃ。

後で見直す時に視覚的効果が内容を思い出すきっかけとなりやすい。

後日「〜の絵のついているプリント出して。」と指示も解りやすい。

snow
snow

Key Sentenceの文法的な解説をうまくできないことがあります…

レイン先生
レイン先生

教科書会社の指導書は読んでいるかい?どこまで教えて、何を教えないか、教科書制作の意図が分かるから、さっとでも目を通しておくとよい。その上で、下に紹介するような書籍も参考になるよ。

Key Sentenceはとにかく繰り返す!

Key Sentenceの用法や構造の説明などをしたら、とにかく何度も音読させましょう。

●デジタル教科書を活用してリピートさせ、完全に暗唱させる

教師が言ってもいいですが、ネイティブの発音を聞かせられること、教師自身の喉を痛めないようにという理由からうまく併用しましょう。

●KeySentenceの一部を入れ替えた例文をたくさん聞かせる

例えば、KeySentenceが “I like dancing.”なら、”I like swimming.” “I like watching TV.”と替えていきます。

●KeySentenceの一部を置き換えて生徒にリピートさせる

苦手な生徒でも真似できるように、この時点でいくつか例文が黒板に書いてある状態になっているといいですね。

●生徒に一文ずつ言わせていく

使える時間に合わせて、一列順番に自分がリピートした英文を言わせていきます。

ここまでしておくと、次のコミュニケーション活動の下準備となります。

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