中学の英語の授業:ビンゴでWarm-up

ダウンロードしてすぐ使えるビンゴシートを用意しました! 明日からすぐに使えます。

snow
snow

毎回授業の始めに緊張しちゃうです…

レイン先輩
レイン先輩

すぐに使えるアイディアを紹介するから心配せんでええよ。

プリントもダウンロードしてそのまま使ってもいいし、自分流にアレンジするのもOK!

Warm-up活動は何のためにするの?

Warum-up活動をする目的

Warm-up活動をする目的は、生徒と教師がリラックスして授業に臨む雰囲気を作ることです。

レイン
レイン

Warm-up活動に何をやるにしても、次の2点は必ず意識してな。

●今日の授業でどんなことを学ぶのか

●今日の授業を通して何ができるようになるのか

難しく考える必要はありません。例えば、今日の授業で使用する単語やKey Sentenceを意識的に使うようにすればいいのです

レイン
レイン

それと、Warm-up活動は生徒の様子を観察する大事な時間でもあるよ。

確かに、いきなり「教科書開いて〜。」って言うと、集中できていない生徒も多いです。

いつもはニコニコしている生徒が、今日は浮かない顔をしている。

みんなが盛り上がって笑っているところで、一人だけ別の方を向いている。

今日の生徒の様子をつかんで、必要ならば授業のメニューを大胆に変えることもあります。

レイン
レイン

これらの目的を果たし、授業にスムーズに移行していくことを考えると、時間は5分〜10分くらいが適当じゃよ。

その1 ビンゴ

まずはお馴染みの「ビンゴ」です。

ビンゴといえば、9個や15個のマスと教科書さえあればできてしまうものですが、生徒が夢中になって、毎時間のように「やりたい!」と言うには、ちょっとした仕掛けが必要です。

ビンゴがうまく盛り上がらない原因は、「すぐビンゴして、すぐ終わってしまう。」「全く揃うことなく、参加している気がしない。」などでしょう。

そこで、次に紹介する語数を試してみてください。単語リストは40個、生徒が選んで書き込むのが25個、この割合がミソです。多くの生徒が、ビンゴしそうでしない、次こそはビンゴできそう!と思ってしまう、絶妙な割合になっています。

準備

ビンゴシートの見本です。単語リストは教科書NEW HORIZON1のUnit5から選んでみました。
コピーして増刷した時に線や書体が潰れにくいように工夫してあるので、ぜひ使ってみてください。

ビンゴシートは以下からダウンロードできます
使用したい単語やイラストに置き換えて使ってください。

● リストは(B I N G O)の各行あたり 8個程度
● ビンゴのマスは5列×5行 真ん中はフリー(最初から取れたものとしておく)

ビンゴの進め方

実際にこのビンゴシートを使ったビンゴの進め方例です。4つの技能が含まれています。

  1. ビンゴシートを配布後、今日の日付を書かせる 書く
    (初めのあいさつの時に板書しておくとよい)
  2. 生徒の習熟度や未習語が多い場合はリストを発音練習 読む
    (時間をかけすぎない)
  3. リストからランダムに5つずつ単語を書かせる 書く
    最初はこれができない生徒がいるので、必ず机間巡視してください
    (※「本日の対戦相手」を選んでおいて良い、と指示をする)
  4. 全員が書き終わったところで、教師がB行、I行、N行、G行、O行の順に1つずつ選んだ単語を発音していき、生徒は聞き取った単語を○で囲んでいく 聞く
    (この時、さまざまなリアクションが上がるが、”English only.”などと指示しておくとよい
    その場合リアクションの英語を教えておくと盛り上がる)話す
  5. ビンゴは、たて・よこ・ななめ、のいずれかで合わせて5本そろったら”BINGO!”と言って手を挙げさせる
    (最初は必ず、5本を「5つで1本」と勘違いして手を挙げる生徒がいるのはあるあるなので、失敗を笑わないように注意して、あまりにも早い”BINGO!”は確認)
  6. 5本そろって”BINGO!”と宣言した生徒がいたところで終了
  7. “BINGO!”した生徒を称える
    (シールをあげる、などの褒美は持続可能でないので、おすすめは大きく名前を筆記体でカッコよく黒板に書いてあげる。時間がかからない上に結構生徒は喜ぶ)
  8. ※「本日の対戦相手」との個人戦の結果もお互いに確認し合うように指示
    (終了時点で本数が多い方が勝ち/この間に教師は黒板を消し次の活動の準備ができる)

まとめ

ここまで読んでくださったみなさん、こう思いましたね?

「これ、5分でできるの?」

確かに、最初は全ての生徒が書くのを待っていると、20分以上かかるかもしれません。

数回やると10分でも可能だよ。

あらかじめシートを配っておいて単語を埋めてくるように指示するやり方もアリじゃ。

その2 Line or Row Questions

プリントなどの準備は不要!教科書一冊あればできる!

どちらかというと、前時の復習に利用しやすい活動です。

本日の学習内容と前時の学習内容がリンクしている時、継続しているときに有効です。

準備

教科書。前時に使用したプリントなどがあってもよい。(生徒は何もいらない。)

Line or Row Questionsの進め方

  1. 全員その場で起立
    (あいさつで起立するのであれば、そのまま始めてしまう)
  2. 教師が、教科書や前時のプリントから、昨日の学習内容をクイズとして問う 聞く
    (例えば一般動詞の疑問文を学習中なら “Do you like baseball?”
    疑問詞を学習中なら “What is your favorite food?” など)
    (生徒の様子を見ながら、質問の難易度は都度調節すると良い)
  3. 答えられる生徒は挙手をする
  4. いちばん早かった生徒を当てて、解答させる。間違えたらそのまま
    合っていたら着席できる 話す
  5. この時に、教師が ”Line or row?” と正答した生徒に尋ねる
    (”Diagonal”(ななめ)と”myself”(自分だけ)を追加もあり)
  6. ”Line”なら正解した生徒の縦列、”Row”なら横列の生徒たちも一緒に着席できる
  7. 全部の列が着席したらおしまい

これなら5分でできますね!

まとめ

この活動は、何と言っても手軽!

そして質問の種類は何でもよし!

英語の苦手な生徒でも棚ぼたで座れたりするので、緊張感がありながらも、救いもあります。

ちょっと活気づけたい時にいいですよ。

ただし、”myself”(自分だけ)を取り入れると盛り上がる代わりに、時間が長くなるので注意じゃ!


今後他のWarm-up活動も追加していく予定です。

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